RAWA国際女性デー声明 2007年3月8日

原理主義者が権力の座にある限り、
アフガン女性に対する抑圧や犯罪は
決してなくならない

世界は「アフガン女性の解放」を大義名分として行動を起こし、そして我々の国は侵略された。その結果はいかに。アフガン女性の悲 しみと困窮は終わるどころか、かえってこの社会におけるもっとも虐げられた人々–女性に対する抑圧や虐待は日に日に度合いが高くなってきている。

女性の権利は人権である

腐敗したマフィア的政権であるカルザイ政権と彼の庇護者の諸外国はアフガン女性の耐え難い苦境をおもちゃにし、世界を欺くための 宣伝の道具におとしめている。彼らは軍閥達のお気に入りである何人かの女性を閣僚として迎え、彼女らは「女性解放」の象徴である、と宣言したのである。し かし女性が入閣したからと言っても、彼女らが議員のマラライ・ジョヤがしたように真に我々国民の逆境や苦難の深さを酌み取らねば何の意味もないし、かつま た女性の権利と民主主義の血まみれの敵と断固として闘い、そして女性を抑圧から解放することがひいては、この国全体を原理主義者と彼らを操る諸外国の薄汚 い手枷足枷から解放する道へ導くことになると理解しなければ、無意味である。
政府と西側メディアは議会での68名の女性議員の存在はアフガニスタンにとって大きな出来事であり、民主主義および女性の権利拡張をもたらした証だと鼓 吹している。しかしながらこの女性議員のほとんどが女性の権利および民主主義に対するもっともおぞましい敵であり、軍閥の手に操られる人形の役を務めてい るのである。このような不愉快で反動的な議会においては、ジョヤを除いては68名の女性議員は誰も、ハルキ、パルチャムやタリバンに対して抗議の声を上げ なかった。そのジョヤの声でさえその輝かしさにも拘わらずたびたび圧殺されているのである。女性議員の何人かは恥知らずにも吸血鬼である軍閥のお株を奪 い、また何人かは議会においてマラライ・ジョヤを身体的に攻撃している。
実際に多くのサイマたち、ラヒマたちの悲痛な叫びや、この国のあちこちで聞かされる不公正や深い絶望の果ての何百人もの恐ろしい自殺や自己犠牲の話は、 当局や政治的思惑からアフガン女性の権利の現況を明るく描こうとしている輩の体面に付けられたぬぐい去ることのできない汚点である。麻薬取引者、破壊・汚 職・犯罪のチャンピオンや多くの信用ならない識者達が権力を握っている土地では、誰も現在の女性のひどい状況が劇的に変わると期待などしてはいけない。
我が国の大きな災難の主原因は過去に圧政や蛮行を行っていたラバニ、サヤーフ、ドスタムなど裏切り者達が権力の座に着いていることである。彼らの汚れた 手は国内外の支持者によって覆い隠され、少なくない数の恥ずべき識者が彼らのブレインとなっているのである。最近彼らのような宗教的ファシスト達は「国民 的和解」と称する法案を両院の議会で通した。これにより彼らは何千人もの無防備の国民を殺戮した罪に問われることもなく、まんまと正義の女神の手から逃 れ、法廷に立つことからも免れることになったのである。
またもやこれら我が母国の裏切り者達は、カブールの街中での行進を組織して自分たちの力を誇示し、悲しみにうちひしがれた人々をぐうの音もでないように してしまった。彼らは我々は盲目であるから我々が彼らを追及することはないだろうと思ったのに違いない。もしこの行進がカルザイ氏に対しての示威であり、 カルザイ氏を丸め込もうとして行われたのならば、裏切り者達は、カルザイ氏がとうの昔に自身の父親や何万人もの同胞の父親・母親・兄弟姉妹を殺害した者達 と共謀することで彼らの協力者となっていたことを知っていたに違いない。
ファヒムとその同調者は、次はジハードの指揮官達も戦争犯罪の罪で訴えられると警告した。彼らの反発はゆゆしきものになるであろう。もしカルザイが彼ら のあやまちと犯罪に関わっていないのならば、このような恥知らずの脅しに対し何らかの対策を講じ、ファヒムという名の犯罪者から将軍という肩書きを剥奪し たであろう。そうしていれば数多い恥の一つをカルザイの経歴からぬぐい去ることができたであろうに。そして不適切な裏切り者を閣僚に据えることもなかった だろうに。これら重大犯罪人達は彼らの安っぽい脅しによって、自らを始末のおけない吸血鬼や戦争屋であり、我々人民に対して終わりのない犯罪への渇望と設 備を手放していないことを露呈してしまったのである。彼らにとって1992〜1996年のあの裏切りの時代を繰り返すことは容易なことである。
カルザイ氏がこの欺瞞に満ちた免罪法案を承認しようがしまいがそんなことは重要ではない。もっとも憎むべき人民の敵とのカルザイ氏の反愛国的な取引、そ のような人民の敵に立法・行政・司法機関において役職を与えたことはすべて、彼がすでにジハード軍、パルチャミ、ハルキ、暗殺者タリバン達と深く関わって いるということを示している。しかしながら、我々国民はいつの日か必ずこれら犯罪人達に縄をかけ、正義の女神の前に立たせることを知るべきである。その日 にはカルザイ氏も彼らの仲間であるかどうか問われることであろう。
その殉教的指導者の血とそして国民の苦しみや悲惨に力づけられたRAWAはここに、抑圧されているが、自由を愛する女性・男性の前でこれからも人殺した ち・原理主義者たち・彼らに追従する識者たちに対する断固とした闘いを、妥協や駆け引きをせず続けることを誓う。そして現在声をあげることのできない人々 に代わって抑圧者に対して苦言を呈し続ける。我々国民および正義を愛する世界の人々の助けを借りて、我々は必ずやこれら犯罪者達を法廷に立たせるであろ う、かつて彼らの宗教的指導者であったザルダードを立たせたように。
米国政府とその同盟者は、ジハードマフィアを権力の座に加えたが、それは我々国民に対する許し難い裏切)であった。彼らマフィアが国内的にしろ国際的に しろ自分たちの利益しか考えず、アフガニスタンの安定・自由・民主主義には何の役に立っていないと言うことは、我々国民や世界の人々の目にも明らかであ る。
アフガニスタンの女性・男性は自由や民主主義はB52や諸外国、あるいはイラン・パキスタン・アメリカ・ロシアのスパイ達がもたらしてくれる宝物でな い、ということに気づかねばならない。このような宝物の入手は彼らの明確な意識にもとづく、ゆるぎない、そして絶え間ない勇気と闘いを通してのみ可能なの である。
この国際女性デーに際し、世界各地のRAWAの支援者やお友達に挨拶をお送りするとともに、彼らと正義・自由・人権を愛する全ての人々にお願いしたい、この30年間の犯罪者達に裁きを与えることができるよう、どうか我々を支援して下さい。

宗教的原理主義者や犯罪者を打ち破れ。
独立と民主主義と社会正義のために闘うアフガン人、万歳!

8th March 2007 − Kabul
アフガニスタン女性革命協会(RAWA)
2007年3月8日

日本語訳 高田道子(RAWAと連帯する会)

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